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東海大学1F並び関連施設視察研修会を開催して。

  
 去る9月1日(月)~2日(火)に、工学会主催の1F等関連施設視察研修会が開催され、東海大学の学生16名(応用理化学専攻M2:8名、同M1:4名、応用化学科B4:3名、同B3:1名)、教員2名(若杉・吉田)、および佐々木様親子の運転・誘導により、計20名が参加した。今回の開催では、1Fと2Fを視察できるとのことで、過去に1Fを視察した経験のあるM2生も含め、多数の学生が参加した。特に、今年度からは応用化学科の学生も加わり、関連企業の周知活動として、今後のOB会にもつながる意義のある取り組みであると感じられた。
 
 両日、晴天に恵まれ、30℃を超える暑さの中での視察会となった。例年通り、新宿中央公園前にて佐々木様のマイクロバスに乗車し、18名の教員・学生が集合。定刻8時の出発にて、首都高・常磐道を経て、途中SA/PAでの休憩、広大な太平洋を望む天神岬での昼食を楽しみながら、2Fへと向かった。
 
 2Fの視察は全20名が参加し、入域の厳しいセキュリティー対応を経て、所定の東京電力の視察用マイクロバス2台に分かれて乗り換え、施設内・発電所内等を適時乗降しつつ、東京電力側の案内者のご説明を受けつつ、約3時間の視察を体験した。学生にとっては初めての学生も多く、厳しいチェックや予想以上に入り組んだ通路等構内の様子に、驚きと関心をもって臨んでいた。
 
 その後は、宿泊場所であるホテル蓬人館へと移動し、夕食とOB企業との懇談会を実施した。懇談会では、JAEA・アトックス・千代田テクノル・東京電力・日本環境調査研究所のOBの皆様方にお集まりいただき、各企業の紹介・OBの活躍状況を1企業10分程度にてお話しいただき、その後、各テーブルブースに分かれての個別懇談にて、情報交換等歓談に花を咲かせた雰囲気となった。その後も、バー風の別室にて交流が続き、OBの方々とさらに歓談を深める学生の姿も見受けられ、中締めとして声を上げたのは23時を回った時刻となる頃であった。
 
 翌日は、前夜の盛り上がりもあったが一人の欠席者もなく、全員が元気な姿でホテル1階のフロアーにて集合し、定刻通り9時の出発にて、1F視察の起点となる廃炉資料館への移動となった。廃炉資料館に到着後、参加者は2班に分かれ、1F構内を視察するA班(M1・B4・B3の計8名)とJAEA楢葉遠隔技術開発センターを視察するB班(M2の8名と教員2名+佐々木親子の計12名)にての別行動となった。ここでA班の1F視察班には、龍谷大学(京都)の学生12名が同行し合同の「スマートコース」として20名にて編成され、視察が行われた。
 
 また今回は、この龍谷大学の社会学部コミュニティマネジメント学科教員の築地達郎先生から佐々木様への「理系・文系を越えた学生間の交流を・・・」のお声掛けから、2日目の各施設視察後の昼食時間を活用し、ホテル蓬人館にて会場を設けた「情報交換会」を実施することとなった。東海大学側からの20名に、龍谷大学側の学生14名(B4:5名、B3:2名、B2:7名、内中国留学生2名)と教員2名の総勢36名にて、両大学学生が均等に6テーブルの円卓に分散し、食事を楽しみながら、日頃の大学生活や学びについて意見を交わした。築地先生のお話では「本学科は、社会学部所属の教養教育担当教員が集まって編成された学科で、学生の学習志向は多様ですが、メディア、地域活性化、地域文化といった事柄に関心を持つ学生が多く、毎年このような実践的活動を行っている」とのことだった。そのため、この日の午後からはいわき市へと移動しての調査活動に臨む予定で、全4泊5日の実践的なカリキュラムの一環であった。
 
 両校慌ただしい活動の中での、束の間の交流であったが、通常の大学環境では感じ得ない充実した刺激的な貴重な体験となった。その後、東海大一行はマイクロバスにて、複数回の休憩を経て、多くのお土産と楽しい土産話を手に、帰路の新宿中央公園前へと無事到着した。

 この度も、準備から運転から取次等々ご対応いただきました佐々木様親子には、深く感謝するものです。誠にありがとうございました。
〔文責:吉田(東海大)〕