謹んで初春のお慶びを申し上げます。
【2024年を迎えて】
原子力工学会
会長 千葉栄幸
年頭にあたり、新年のご挨拶を申し上げます。
会員の皆様におかれましては、日ごろから同窓会の活動にご協力を賜り、ありがとうございます。
今年は年の初めから能登半島地震で多くの方が被災しました。
亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災した方々に心よりお見舞い申し上げます。
2日には羽田空港の航空機衝突事故と大変な年明けとなり、連日地震、航空機事故の報道がなされています。
さて昨今の原子力の報道では核融合発電の話題が多く見られます。
高温ガス炉、SMRなどの新型炉に関連する記事も取り上げられ、何れも商業ベースに至るまでには技術的に開発、検証するべき課題があり、周辺機器の開発を含め、研究者、技術者の必要性が高くなっています。
在来の原子力発電所に目を向けるとPWRの発電所は運転再開をし始めていますが、BWRは未だ運転再開には至っておらず、今年はカーボンニュートラル、電気代の高騰の観点からもBWRの発電所の運転再開も期待するところでございます。
また昨年は新型コロナ感染症の5類移行に伴い各種のイベントが再開され始め、当会においても総会、講演会を対面とwebのハイブリッドで行い、併せて懇親会も実施しました。
今年も昨年同様の形で総会、講演会、懇親会を催したいと考えております。
そして、また、会員の皆様から本会の運営に関して、いろいろなご意見を賜り大変感謝しております。
頂きましたご意見を参考に、本会の運営について皆様と一緒に真剣丁寧に検討して行く所存にございます。
今後とも、ご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2024年1月