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HOME | お役立ち情報 | OB紹介 | 泰榮エンジニアリング株式会社(ob2019-02-11)

現在の業務内容について

 

 
泰榮エンジニアリング株式会社
電機システム本部 電機計画部
遠藤啓太
 
私は2017年3月に卒業し(大江研究室)、泰榮エンジニアリング(株)に就職しました。
当社は、原子力発電プラントをはじめとした、火力プラント、社会インフラ設備に関わるエンジニアリング業務を事業として、大手プラントメーカ・設備メーカを中心に多様なエンジニアリングを実施する企業となります。
 
私の入社後の業務内容について以下に御紹介致します。
 
入社後重電設備の設計部門に配属し、原子力発電所の系統設計を担当しました。
原子力プラントでは福島原発事故を受け、安全対策設備の導入が求められており、既存プラントの設備改善が必要な状況です。
当社では大手プラントメーカの設備改善計画に対し、具体的な系統構成の検討業務を実施させて頂き、自身はその一部を担当しました。
これらの業務では安全性・機能性・保守性・関連法令を満足した上で適切な構成を設計する事が求められ、多岐に渡る知識が必要となり、新人の立場では非常に難しい業務でありましたが、自身の設計が形になる事、あるいは国内電力事情に貢献できる事に大きなやりがいを感じながら取組む事ができました。
 
現在は超音波検査装置の設計部門に異動し検査装置の機械設計を担当しています。
超音波は、プラント設備・航空機・車体等の大型設備、半導体や電子部品等の小型設備まで広く非破壊検査技術として活用されています。
これら検査装置は対象物と精度により仕様は異なり、お客様ニーズに沿った装置の設計が求められます。
私の業務は、新規検査装置の強度、精度等仕様を満足した構造検討と、その検討結果を踏まえた製作用図面をCADを用いて作成しています。
超音波検査装置に関連する知見を得る為、日々勉強の状態でありますが、装置の構造検討から製作設計までを担当していることから、自身の業務が製品になる事を実感でき、刺激的でやりがいのある業務と感じています。
 
仕事に追われる日々ではありますが、休日は資格の取得を目指したり、趣味に勤しんだり公私共に充実した毎日を過ごしております。
 
原子力工学科では幅広い講義と環境が提供されていますので、技術者としての知見も幅広く習得できるものと思います。私自身も少なからず役立つ事が出来ていると思っています。
大学での経験が皆様の将来に優位なものとなるよう、充実した学生生活を送って頂ければと思います。
 
当社は原子力工学科のOBが4名(2018年度時点)在籍しており、原子力発電設備を中心に多様な設計分野で活躍しています。
興味がある方は当社ホームページ(http://www.taiei-eng.co.jp/)あるいは直接ご連絡下さい。
 
  
CADによる当社設計・解析イメージ